投資と浪費ブログ

20年の米株の急騰を見て見ぬふりができない45歳。愛車のGLE350dも車検を終えボチボチメンテが必要、維持費を考える。

仕事の話

今期33期目の会社の社長をしている、日々考える事が多いのだが最近感じて行動に移していることは兎に角自分と合う人しかお付き合いをしない事。父の会社に入社をしてから感性を大事に商売を進め、合わない人とはやらないでいた。ただそれを継続して良いのか迷う局面もあるし現在も自問自答繰り返している。

【営業が得意先を選んで良いのか】
個人的には自分の好きな得意先とだけ仕事をしても良いと思う。結果として得意先の裾野が拡がり、売上や利益がそれで上がればwin-winなのではないかと感じる。ただ問題は得意先の好き/嫌いは自分の感性によって決まる、自分の感性が間違った場所や方向を向いていたとしたらやっぱりそれは見直さなければいけないし得意先も増えず売上や利益の減少、そして永続的な仕事にはつながらないと思う。

【感性や方向性=会社の方針/文化】
会社人として、そして社会人としての感性を磨く場所が自分の働く会社である必要がある。経営者は会社の方針や文化を明確にしなければならなく、そしてそれを皆に理解してもらう努力をしなければならない。結果その方針/文化を理解し共有できる仲間と仕事ができる。

【会社の方針/文化が得意先選定の足掛かりになる】
会社の方針や文化の理解が深まると得意先選定も同様なプロセスでアプローチできる。単純に製品やサービスのメリットやデメリット、価格だけで勝負をするのではなく会社対会社として十分に会社の文化をもセールスポイントへ変換させる事が可能なはずだ。

【方針や文化の深み】
やはり肝心なのは方針や文化の深みだ、深みがない浅い文化はその浅はかさを露呈し、逆効果。方針や文化を謳う為にはまずは経営者がそれを十二分に練り、実行し確信を持たなくてはならない。

【会社の規模=社長の器】
文化が浅い、未熟な会社に人が集まるわけもなく、集まってきていてもすぐに見抜かれ人が去っていく。優秀な人材が去って行くを見て経営者は悩みそして自分が悪かった、優秀な人材を使いこなす環境を提供できなかったと悔やむべきだ。優秀な人間の中には独立心が強いものもいる、ただ割合は少ない。人間が会社を去るという事は一大決心、自分が優秀ではないと判断している人間にもポテンシャルがあり違う環境で花開く事もある、なぜそれを自社で出来なかったのか。
結局は会社の規模=社長の器だと感じる、器の大きな社長はそれなりの方針をもっている、多くの会社員が理解、共感できる文化だ。

いつかそんな社長になれる日が来るだろうか。